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昼は雲の柱をもって 彼らを導き、夜は火の柱をもって 彼らを照らし、
昼も夜も彼らを 進み行かせられた。 聖書 出エジプト 記 13:21-22
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社会福祉を担う者として -喜び・責務・謙虚さ―

〈命を貸与された者として〉 -私たちの実践はどこに立つか-

聖書は、人間の創造について、「主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」(創世記2章7節)と記しています。ここには、神が人格的存在として、さらに応答的存在として人間を創造されたことが示されています。また、神は人間に命を貸与されて、隣人と共に生きるようにと、その意義と目的をも示されました。対人援助にたずさわる私たちは、ここに社会福祉実践の根拠を置きます。さらに、個人の尊厳や平等の原点もここにおきます。法人のミッションの基本もここにあります。

〈対人援助者として〉 ―私を用いてください-

私たち対人援助を担う者は、実践の現場で日々出会うひとり一人もまた、神から命を貸与されて生かされている存在であるとの認識に立ちます。ここに相手への畏敬と尊厳が生まれます。

〈社会貢献としての福祉実践〉 -相愛互助社会への架橋-

私たちは、対人援助者として、神が示された隣人愛―自分を愛するように隣人を愛しなさい-を実践します。それは「命を貸与」されていることへの感謝の応答であり、と同時に責任でもあります。また、それは「共に生きる社会」-相愛互助社会の形成につながっていることでもあります。私たちの仕事がこのような広がりを持っていることは希望であり、やりがいでもあります。

〈共に生きる喜び〉 ―ミッション共同体として-

聖書は私たちを「地の塩、世の光」として、隣人と共に生きるようにと、実践の場に遣わされます。私たちは創立者賀川豊彦が実践の根拠とした「キリスト精神」-イエス・キリストの教えと行いに倣う―をミッションとする法人であります。今年度もこのミッションに立ち、支えられ励まされ、導かれ、時に戒められて、社会福祉の実践を担っていきたいと願っています。

社会福祉法人雲柱社は、「キリスト精神」に立って事業を展開していくミッション共同であります。社会福祉に使命を持たれる有意の方々の参与を心から歓迎いたします。 ともに、社会福祉の仕事を通じて、自己実現を果たし、人々と共に生きることを通して、幸せの実現を目指していきたいと願います。

2021年4月1日








社会福祉法人
雲柱社
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